多くの男性が求めるホルモン『テストステロン』。
テストステロンが増えると、筋肉量の増加や脂肪の燃焼、性欲とセックスの持続力の向上を図ることができる。要するに、いいことずくめなのだ。
しかし残念ながら、人は30歳を超えるあたりからテストステロンの分泌量が減少し始め、疲れや、抑うつ症状、性欲の低下と性機能障害に悩まされることがある。テストステロンの分泌量が低下することのメリットは無に等しい。
だが、テストステロンや性欲を増加させるサプリメント(&怪しいクスリ)に手を出す必要は無い。
食生活を見直すだけでも、テストステロンの分泌量の増加を助けることができるのだ。そこで今回は、テストステロンを自然に増加させる16の方法を紹介したい。
1. ブルー・スプルース(トウヒ属の針葉樹)のアロマオイルを焚こう
植物由来のアロマオイルは何千年も前から、質の高い睡眠の促進や気持ちを落ち着かせる、ホルモンバランスを調整するなど様々な効能をもたらしてきた。「寝る前にラベンダーのアロマが睡眠によい」ことは多くの人が知っているのでは無いだろうか。
あまり馴染みのないかもしれないが、ブルー・スプルースというトウヒ属の針葉樹のアロマオイルは、テストステロンの分泌量を増加させるという。ある研究所が行った調査によると、ブルー・スプルースのアロマを嗅いだ男性はテストステロンの分泌量が平均で34%も増加したそうだ。
アロマオイルの使用に関して気をつけて欲しいのは、オイルの質だ。アロマオイルの専門家によると「確かな効能が得られるアロマオイルは、市場において2%しか出回っていない」そうだ。ブルー・スプルース100%のアロマオイルを購入しよう。
2. ウエイトリフティングをしよう
ベイラー大学(アメリカ)の研究によると、ウエイトリフティングのあと、最大48時間はテストステロンの増加が見込めるという。適切に筋トレで追い込めば、テストステロンの基準値は増加するということだ。
3. スポーツ観戦をしよう
自分が応援するスポーツチームの試合観戦をするときのテストステロンの分泌具合は、実際に試合をしているスポーツ選手のそれと連動した動きをみせることがユタ大学(アメリカ)の研究によって明らかとなった。応援しているチームが試合に勝った時はテストステロンの分泌量が20%増加するのに対して、負けた時は20%下がるそうだ。負ける試合を観るのはやめておこう。
4. 身体にいい脂肪を摂取しよう
「身体にいい脂肪」とは、オメガ3脂肪酸を含む脂肪のことである。
オメガ3脂肪酸はアボカドやナッツ類、脂肪分の多い魚に多く含まれ、その利点は、身体にたんぱく質を留めること。ある応用生理学のジャーナルによると、オメガ3脂肪酸を含む食べ物を適切に摂取した男性は、テストステロンの基準値が最も高いそうだ。
5. 卵を食べよう
卵は善玉コレステロールの基準値を上げる、テストステロンを分泌する上で欠かせない食べ物だ。卵には、多くのタンパク質が含まれている上に、テストステロンの分泌を促す亜鉛もたっぷりと含まれている。
6. 過度なトレーニングは控えよう
過度なトレーニングは、テストステロンの天敵であり筋肉を分解してしまうストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を促してしまう。米ノースカロライナ大学の研究によると、過度なトレーニングはテストステロンの基準値を最大で40%まで下げてしまうという。休むこと=サボることではないのだ。トレーニングをするならしっかり休もう。
7. 十分な睡眠を取ろう
質の低い睡眠や7時間以下の睡眠は、テストステロンの基準値を30%以上も引き下げてしまう恐れがあるばかりか、成長ホルモンの分泌の抑制や、筋肉量の増加をも制限してしまう可能性がある。
8. キャベツを食べよう
ニューヨークのロックフェラー大学病院の研究によると、キャベツはテストステロンの分泌を促す植物性科学物質であるインドール3カルビノールを多く含んでいるという。さらに同研究において、男性がこのインドール3カルビノールを摂取したところ、一般に女性ホルモンと言われているエストロゲンの基準値が50%も下がったそうだ。