歌手テイラー・スウィフトが、「同性婚を支持しない候補者には投票しない」と、はじめて政治的スタンスを明らかにした。
これは、きたる11月6日に行われるアメリカの中間選挙に向けた発言だ。
テイラーは自身のインスタを更新。
「わたしはLGBTQの権利向上のための戦います。性的指向やジェンダーに基づいた差別はどんなものでも間違っている。肌の色やジェンダー、だれを愛するかにかかわらず、”全ての”アメリカ人の尊厳のために戦ってくれない人に投票をすることはできません」とのべ、これに当てはまらないマーシャ・ブラックバーン候補を支持しないと発言。
さらに具体的に投票する候補者も明らかにした。上院はフィル・ブレデセン候補、下院はジム・クーパー候補に投票するという。
そして主に若い人たちに向け、投票をうながすメッセージをおくった。
「みんな、どうか自分の州の候補者についてよく知って、自分の価値観と一番近い人に投票してください。ほとんどの場合、『この人なら100%同意できる』という候補者はいないでしょう。でもどうせ投票はしなきゃいけないからね」
「知的で思慮深く冷静な18歳以上の人たちには投票する権利があります。投票に行きましょう!(ハッピー・ボーティング)」としめくくった。
日本において、大物歌手が政治的スタンスを語ることはほとんどないが、ハリウッドにおいては俳優、歌手など影響力のある著名人にとってはごく一般的。
レディ・ガガやマドンナ、カイリー・ミノーグといった多くのディーバたちは、現トランプ政権を非難したり、同性婚を擁護したりと、アーティスト活動と政治的発言はセットだった。
テイラーは長年「政治的発言をしない歌姫」といわれていたが、今回はじめてかつ具体的に語ったことになる。
自身のインスタのフォロワー1.1億人をはじめ、アメリカ中に力強いメッセージが届いたことは間違いない。