新しい調査によると、アンダーヘアの剃毛をすると性感染症のリスクが約440%も高まる可能性があることがわかった。
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調査は18歳〜65歳までのアメリカ人7500人に実施した結果、13%が性感染症だということがわかった。
これにより研究者は、アンダーヘアのワックス脱毛またはシェービングを行う人々は、約80%の高確率で性感染症のリスクがあると導き出した。
アンダーヘアの手入れが危険な理由は、剃毛がもたらす小さな皮膚の傷が、微生物の通り道になってしまうからだ。毛を全て剃っている人はなおさらリスクを冒しているという。
一方で、アンダーヘアの手入れが完全悪とは言い切れないという声もある。なぜなら、「アンダーヘアの手入れをする人が、より性にアクティブなために、結果として性感染症に感染しやすい」という考え方も否定はできないからだ。
「性感染症についてのジャーナル」に掲載されている記事によると、剃毛の文化はポルノによって蔓延したそうで、様々な危険な行為が行なわれているポルノの中ではそこまで危険な行為ではないと結論付けている。
さらに研究者たちは、「そもそも剃毛が性感染症のリスクを高めているわけではないかもしれない」という見解も提示している。
研究者たちは「剃毛をしている人たちが、性感染症の検査を受ける頻度が他の人たちと比べてより多い為に、性感染症にかかる確率が高いように見えてしまっている」という可能性を指摘している。「毛がなければ、皮膚の異変に気付くのも早いだろう」と研究者はいう。
果たして、アンダーヘアの手入れは性感染症のリスクを本当に高めるのだろうか、それともそのように見えてしまっているだけなのだろうか?
真相は未だ謎に包まれている。