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カンヌ受賞のオープンリーゲイ監督、アピチャッポン最新作『光りの墓』

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タイ人監督アピチャッポン・ウィーラセタクン最新作『光りの墓』が、3月26日(土)より劇場公開される。

 

アピチャッポンといえば、『ブンミおじさんの森』で、タイ人史上初のカンヌ国際映画祭グランプリ(パルム・ドール)に輝いた著名監督。

また、ゲイを公言するアピチャッポンは、『トロピカル・マラディ』『アイアン・プッシーの大冒険』ら、ゲイテーマの作品を多く手がけている。

 

 

アピチャッポン監督ポートレート

Photo : アピチャッポン・ウィーラセタクン

 

そんな世界が注目するアピチャッポンの最新作『光りの墓』は、自身の故郷タイ東北部の町コーンケンを舞台にしたヒューマンドラマ。

原因不明の“眠り病”にかかった兵士たちが移送されてくる仮設病院と、その地下に眠る王の墓との関係を描く。

 

美しい映像とともに、登場人物の内面を静かに描き出すアピチャッポン独特の演出美に心を奪われる。

 

 

 

 

本作は2016年3月26日(土)より、東京のシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー。

 

今年は、同作以外にも2006年の作品『世紀の光』が1月から公開したほか、旧作長編とアートプログラムをあわせた特集上映も開催され、連日満席となるほどに好評を博した。

 

さらに、アピチャッポンは映画のみならずアート方面でも精力的に活動を行う予定で、福岡、青森、神奈川での展覧会やワークショップや、9月から開催される国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」への参加、東京都写真美術館での個展を控えている。

映画の枠を超えて活躍するアピチャッポン。2016年はまさしく「アピチャッポン・イヤー」となりそうだ。

 

© Kick The Machine Films / Illuminations Films (Past Lives) / Anna Sanders Films / Geißendörfer Film-und Fernsehproduktion /Match Factory Productions / Astro Shaw (2015)

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