欧州のゲイツーリズムの人気スポット、グランカナリア島の「マスパロマス」に旅行しました、がぅちゃんです。現地でゲイタウン化している名物施設の「ヤンボセンター」にある、ご当地熊系ゲイバー「ベーレンヘーレ」を紹介します。スペインのグランカナリア島はゲイツーリズムの人気スポットスペインのカナリア諸島のひとつに「グランカナリア」という島があります。日本では注目されることがあまりないですが、ヨーロッパの人気観光地であり、ゲイツーリズムにおいてもプレゼンスが高い場所です。グランカナリア島のゲイヌードビーチ。グランカナリア島のマスパロマスというエリアでは、レインボープライド「Gay Pride Maspalomas」が毎年開催されています。このエリアの人口はたった3万5千人ほどですが、レインボープライドには約10万人が参加すると言われています。レインボープライドの様子。マスパロマスには、ゲイたちの間で名物施設となっている「ヤンボセンター」という場所があります。(表向きは)ショッピングセンターですが、敷地内の店舗のほとんどがゲイ向けの娯楽施設なので、ごりごりのゲイタウンのような環境です。ヤンボセンターの夜の様子。ヤンボセンター名物の熊系ゲイバー「ベーレンヘーレ」そんなヤンボセンターにはいくつもゲイバーがあるのですが、熊系ゲイバーとして有名なのが「ベーレンヘーレ/Bärenhöhle」です。ドイツ語で「熊の洞窟」のような意味があります。日本語だと、「くまのあな」みたいに言ってもよいかもしれません。店内にディスプレイされた熊のぬいぐるみ。ベーレンヘーレのあるヤンボセンターは(というかグランカナリア島自体)、ドイツからの観光客が特に多いことで有名です。「ドイツ人旅行者の1/3がこの島を訪れたことがある」とさえ言われています。そういった背景があり、ドイツ語に触れる機会も多いです。性感マッサージの表記も「スペイン語」「英語」「ドイツ語」。余談ですが、ベーレンヘーレという名前の本物の洞窟が、ドイツ南部の「ゾンネンビュール」という地域に存在します。2万年前にホラアナグマが生息していたことで知らています。なお、ドイツの首都のベルリンには、同じ名前の熊系ゲイバーがあります。洞窟の「ベーレンヘーレ」の様子。ベーレンヘーレの外観ベーレンヘーレはヤンボセンターの大通り(のようなエリア)にあるため、雑居ビルに潜むその他大勢のお店より、圧倒的に目立っています。観光地感がさく裂していたタイレストランとチャイニーズレストランに挟まれていて、見つけやすかったです。ベーレンヘーレの外観。英語で「BEAR CAVE」とオーニングに書かれている。レーザーを着たクマのぬいぐるみのイラストが目印。真隣のタイレストラン。ベーレンヘーレの中へ中に入ってまず印象的だったのが、丹念にデコレーションされた無数の熊のぬいぐるみ。それぞれに年季も入っていたりなんかして、私は入店して秒で愛着がわきました。熊のぬいぐるみに囲まれた洞窟のようなコンセプト(?)が味わえます。店内には、落ちついた愛くるしいムードが漂う。カウンター席から見た景色。トイレ周辺の天井。店内のいたるところから「隙あらば熊のぬいぐるみで埋めていこう」といった執念のようなものを感じます。壁側の席(の壁)にも熊のぬいぐるみがデコレーションされていて、もはや背もたれのようになっていました。壁側の席。壁側の席の、壁。都合の良いハッピーアワーがあるヤンボセンターのゲイバーの多くは22時オープンですが、ベーレンヘーレは20時から開いています。22時までの2時間がハッピーアワーで、ビール1杯たった1ユーロ(120円)です。夜の一軒目に特化したようなサービスだったので、重宝しました。フィリピンのビール「サンミゲル」のビールサーバー。ビールサーバー越しに見えたゲイポルノのワンシーン。コンドームも無料配布されている。ベーレンヘーレは大人のゲイバーその内装が、今でいう「ばえる(インスタ映えする)」に値するビジュアルになっているものの、お店は特にそれをウリにしていない様子でした。そういう、平常心でつきつめた故の可笑しみ(?)がユニークで、行くとクセになるゲイバーです。私は現地滞在中、何回も何回も行ってしまいました。カウンターの様子。また、ベーレンヘーレは熊系ゲイバーですが、どんなゲイが行っても浮かない雰囲気があります。平均年齢は40代以上といった様子で、落ち着いた環境で飲めると思います。店員さんもフレンドリーでした。なお、ダークルーム(ハッテンスペース)は無いので、そういう意味では、一回もいけませんでした。備品にも手を抜かない。Bärenhöhle店舗情報がぅちゃんの他の記事はこちら >>